数学入門

20世紀後半に生きる日本人の必要な数学を「微分方程式」までとしたいという思いから書かれた入門書。
数学を忘れかけているので入門書でもと思ったが、問題解かないとわからないのが数学というところか。

ただ読むだけでも、数の成り立ちは数学という分野自体の経緯は面白い。

【目次】
? 数の幼年期
? 分離量と連続量
? 数の反意語
? 代数ーずるい算数
? 図形の科学
? 円の世界
? 複素数ー最後の楽章

【抜粋】

  • 連続量を取り扱う際に、デカルトはすべてを長さで置き換えた。
  • ゲーテは、こうした数学の態度に対して「数学者はフランス人に似ている。彼に向かって何を言っても、彼はそれを自分自身のコトバにほんやくして、それをまるで異なったものにしてしまう。」と語った。
  • ×と÷は新しい種類の量を作り出す力を持った演算。+、−は同種の量についてしか行えない。