2013-01-01から1年間の記事一覧
歴史の授業で勉強するほどの古典。 真実にたどり着くために、それまでの一切の前提を捨て、真理だと確信できるもののみで考えを進めていくという行為により、我思う故に我あり、という第一原理を見出した。 世の中の真理というところまで前提を疑うことはな…
哲学、論理学の入門に近い位置付けとして、「考える」ということは何なのか、について書かれた本。 「ことば」や「論理」が「考える」ということとどのように関連するか、簡潔に語られている。考えるということは、問いが頭にあり、何かのきっかけでその問い…
古代中国で著された兵法の古典。 十三篇から成り、日ごろ聞くような言葉も散見され、深く生活に入り込んでいることが分かる。 戦争だけでなく、政治との結びつきについても記されており、思想の一環として戦争が書かれている。戦争の勝敗の原因が、機運とい…
広告マンの著者が、アイデアを生み出すためのテクニックを示した本。 非常に短く、解説を除けば60ページ程度しかない。アイデアは既存の要素の組合せでしかなく、それを作り出す方法が明確にある。 それは、情報収集に没頭し、それに考察を加えていく、 そこ…
広報関連の調べものということで読んでみた、広報の失敗事例の研究。 プレスリリースの打ち方やマスコミとのつき合い方といった実用的な記載が多いか。不祥事を起こした企業が立ち直ってきた/立ち直れなかった事例を示している。 不祥事が起きていきなり広…
前編に続き、人類のうち発展した国・民族とそうでないものを比較し、その要因が何かを明らかにしている。 後編においては、引き続き銃・病原菌・鉄が要因となったことを述べ、さらに大陸の特色から、人類発展の差異を説明している。偉大な発明も、そのタイミ…
世界の歴史について、持てる者と持たざる者を分けたのは何か、といった点について考察した本。 何故ヨーロッパ人が征服する側であり、アメリカ・アフリカの先住民は征服される側であったのか、を様々な要素から考察しており、結論として「人種の優劣」は無関…
コンサルティング会社の研修担当者が書いた資料作成ノウハウ本。 内容的には耳にタコという感じではあるが、資料のチェック観点等は、自己レビュー時には使えるだろう。資料を誰のために書くのか、というターゲット分析に多くの時間を割くべき、 という点あ…
会計士の著者がベンチャー企業が株式上場するために必要なファイナンス知識をまとめた本。 ファイナンスの基礎的な知識からベンチャー固有の事情への対応について具体的に書かれている。総論的なところでは、日本はベンチャーに冷たい、というイメージ論は実…