真の忍耐力養成ドリル/ココロ社

無意味な忍耐ではなく、有効な忍耐を身につけるということを謳った本。
2週間のトレーニングで忍耐力をつけるとして、日次の取り組みが記載されている。
目新しいことが書いていないと感じてしまうあたり、日々忍耐で過ごしているのだなと複雑な気分になる。

<目次>
基礎的な忍耐力を身につける4日間
1日目:人生を倍生きる!時間管理に耐え抜く方法
2日目:「沈黙は金」といっても、うまい「黙り方」がある
3日目:ダイエットの王道、食欲を撲滅する方法
4日目:「考えない力」を駆使し、脳内リストラを断行する!

忍耐を着実に仕事力アップに結びつける5日間
5日目:雑念を鉄の意志で取払い、集中する方法
6日目:ひたすら謝り続けることで生産効率をアップさせる
7日目:ナルシズムを捨てると仕事がスムーズに進む
8日目:同じページを見続けることで知力はアップする
9日目:やりがいなき仕事に耐え、生産性アップ!

万人に愛される忍耐力を身につける5日間
10日目:自己主張を禁じることで愛される自分になる!
11日目:滅私奉公の会話術で会話が盛り上がる
12日目:ルサンチマンに打ち克ち、器をビッグにする
13日目:何を見ても無視し、好感度を下げない
14日目:短い気を忍耐力で長くし、人にすかれる方法


全部実施すると消極的な人間になってしまいそうだ。
人に好かれるためには無駄なアピールしないであわせていけ、という内容にも見えるが、
才能がなければ、忍耐で好かれろということなのだろうか。

耐えることと耐えないことのバランスをどうとったものだろうか。

<抜粋>

  • 時間どおりに行動できなかった例を原因と一緒に記録し、その原因がたいしたものではないことを知る。
  • 息抜きをする前とした後で何か変わったか記録し、息抜きに本当に効果があるのか、ただ休みたいだけか見極める。
  • 「責任をとる」ということを具体的にシミュレーションすることで、よけいなプレッシャーを感じない。