コンサルタントとして読んだ本
文章、会話をひっくるめたコミュニケーション全般について、どうすれば自分の思いを相手に伝えることができるのか、を書いた本。 文章術・会話術といった側面だけでなく、問題解決力、論理的思考力のような考え方の話から、日頃の信頼関係の重要性やその構築…
広報関連の調べものということで読んでみた、広報の失敗事例の研究。 プレスリリースの打ち方やマスコミとのつき合い方といった実用的な記載が多いか。不祥事を起こした企業が立ち直ってきた/立ち直れなかった事例を示している。 不祥事が起きていきなり広…
コンサルティング会社の研修担当者が書いた資料作成ノウハウ本。 内容的には耳にタコという感じではあるが、資料のチェック観点等は、自己レビュー時には使えるだろう。資料を誰のために書くのか、というターゲット分析に多くの時間を割くべき、 という点あ…
会計士の著者がベンチャー企業が株式上場するために必要なファイナンス知識をまとめた本。 ファイナンスの基礎的な知識からベンチャー固有の事情への対応について具体的に書かれている。総論的なところでは、日本はベンチャーに冷たい、というイメージ論は実…
世界有数の経営コンサルティングファームであるマッキンゼーOBの著者が、マッキンゼーで学んだテクニックを紹介した本。 新入社員当時に読み、その頃はなんだかいろいろ小難しいことが書いてある気がしたものだが、 今読むと当たり前のように感じることが多…
物理学者である著者が、他人に読んでもらうことを目的とした「仕事の文書」を対象に、 いかに読みやすく、わかりやすい文章を書くかを説いた本。基本的なことという印象だが、当初意識していたことでも慣れによって忘れてしまうこともあるので、 ときには基…
BCGの提唱する競争優位のための戦略コンセプトを、6つの視点から解説した本。 BCGが発信し、定着してきた戦略コンセプトが紹介されている。こうしたコンセプトを知っていると知らないでは、問題にあたったときの姿勢が変わってくるので、 知っているに越した…
プロフェッショナル根性論として書かれた連載をとりまとめた書籍。 研究者が生産性高く働くための考え方について書かれているが、研究者以外の知的労働者にも共通して言えることだと考えられる。その要諦は冒頭に要約されており、以下のステップにまとめられ…
1970年代に作られた世界経済の枠組み、それらが今に至るまでどのように変化してきたのか。 そして日本がいかにその変化に取り残されてきたか、という観点から経済史を振り返る本。各国の経済情勢について持っている漠然としたイメージ(アイルランドは貧乏、…
統計思考力として、物事を誰かの意見を鵜呑みにするのではなく、実際のデータに当たることの重要性、そしてその方法を解説した本。 データにあたることの重要性、人の意見ではなく、データからの分析を行うことが、論理的な結論を出すためにいかに大切かを説…
弁護士である著者があらゆる種類の取引を正確に理解するための図解技術を紹介した本。 取引の性質を正確に理解することが、契約においてきわめて重要であるという前提に理解を深めるために図解を使う技術を示す。まず、理解の段階について以下のように示され…
戦略コンサルタントの三谷宏治が、仕事の「渋滞」を防ぐための方法について書いた本。 いわゆる整理術の本ではあるが、同じような仕事だからか、なかなか納得感がある。仕事を車の流れにたとえ、渋滞を防ぎ、流れるようにすることが肝要だと説き、そのための…
ピクサーは、トイストーリーから数えて、全ての作品を成功させている。組織において常に成功する、というのは不可能に近いほどに難しいことであると思われるが、ピクサーがいかにして、継続的な成功をおさめてきたかということを社長であるエド・キャットマ…
仕事を進める上で、分かり易い文章を書けるということは、非常に重要な基礎能力だ。どんな仕事であっても、どんな立場であっても必要とされる、まさに基礎的なものだと思う。しかし、基礎的ということは簡単ということではない。継続的に自分がどこまででき…
問題解決関連の本は非常に多いが、その中でも具体的というか、一番仕事に近いイメージを持った本かもしれない。以下が、この本で示されている問題解決のフレームワークだ。 これ自体、1つ1つタイトルレベルで見ても、分かりきったこと、という印象を受けるか…